育児しつけの相談窓口
育児やしつけは、近年の核家族化や少子化が進行する過程で、特に母親にかかる負担の割合がぐっと増してきている現状があります。
以前は同居の祖父母や近所の大人たち、あるいは子ども同士の形成する社会などの中で、幼い頃から非常に多くの人の手助けの中で子どもは成長していくことができましたが、今ではそのようなネットワークは以前と比べるべくもないほど貧弱になっていることは否めません。
そこで、育児やしつけに悩むお母さんのために数々の育児相談やしつけ教室などの相談窓口が設置されるようになりました。
そのような相談窓口がなければ、育児やしつけに関する単純な悩みですら解決できないこともある状況が現実問題としてあるわけです。
子供の育児やしつけには、家族の協力だけでなく、地域の協力や支援も必要なのです。
以前は自然にできていた助け合いが、今ではシステムとして社会に組み込まれているという言い方もできるでしょう。
育児しつけの相談窓口で相談できる内容
育児やしつけの相談窓口において、私たちは、育児しつけに関する基本的なことから病気や家庭問題や学校生活における悩み事の相談、心身の発育、たとえば性格や行動、非行や不登校(登校拒否)、虐待や親子関係による問題、生活習慣や食生活などの問題など多岐にわたる相談ができるようになっています。
また、育児、しつけの相談窓口では、子どもに関しての問題だけでなく、育児疲れ気味の母親の心のケアも行なっています。
育児やしつけに関して行き詰まりを感じているといった人がいれば、自治体などが開設している育児やしつけの相談窓口をためらわずに利用してみるのがよいでしょう。
育児しつけの相談窓口はどこにある?
相談窓口は、児童相談所をはじめとして、保育園や託児所、児童館など公共施設に設置されていることが多いようです。
また、小児科などで対応してくれているところもあります。
保健福祉センターや青少年センターなどに育児しつけの相談窓口がある場合もあります。
さらに母親のメンタルヘルスという意味で心身障害リハビリテーションセンターなどでも相談窓口になってくれることもあります。
以前は来所して相談ということが多かったのですが、最近では電話などでの相談窓口も増設されていますので、ちょっとした家事の合間などに早め早めに相談してみる、気軽に相談してみるというのが、よい利用方法といえるでしょう。