育児しつけで排泄について
人間が生きていく上で、排泄という行為は欠かすことのできないものです。
食べること、寝ることと同じくらい排泄行為は重要なことですね。
私たちが物心ついたときには既にトイレで用を足すということを覚えていたと思いますが、それは、自分たちの親が排泄のしつけをしてくれていたからに他なりません。
排泄のしつけにはタイミングが重要
今はトイレトレーニングというほうが一般的な排泄のしつけですが、これはタイミングが重要です。
おっぱいを飲んだり離乳食を食べたり、お風呂に入ったりすることは、生まれた直後からしつけていくので、特に始めるタイミングが分からないということはありませんし、ハイハイや伝い歩き、そして一人で歩き始めるといったことも自然にできるようになるので、育児のなかでしつけのタイミングで悩むということはないでしょう。
しかし、排泄のしつけだけは、実際に親が腐心してやらないと、自分一人で自然とできるようになるものではないことから、始めるタイミングというのが悩みどころの一つだったりします。
一般的に言われているのは、一人で立って歩くことができるようになってから、というものです。
だいたい一歳を過ぎたあたりから歩行が始まりますが、このころになるとある程度、意味に応じて言葉らしきものもしゃべり始めます。
おしっこやうんちに関しても、シー、とか、チー、あるいは、ウーン、といった言葉で表現できるようになってきたら、排泄のしつけを始める準備が整ったと言うことができます。
排泄のしつけの方法
さて実際の排泄しつけの方法ですが、とにかく根気よくトイレに連れて行って、おまるに座らせることです。
最初はタイミングが分かりませんから、既におしっこが出たところだったり、あるいはまったく尿意を感じていないタイミングで連れて行ったりしてしまうこともあるでしょう。
しかし、めげずにタイミングを考えながら連れていくうちに、たまたまでもおしっこを上手にしてくれるときがあります。
このとき、本気でほめて、喜んであげることが重要になります。
そうすることで、子どもも排泄というものがどういうものか、感覚的に理解できるようになります。
排泄のしつけには個人差がある
ただ、排泄のしつけを始めるタイミングにしても、始めてから定着できるまでの期間にしても、個人差はあるものですから、育児書の通りにいってないからといって焦ったり、子どもを責めたりするようなことはしてはいけません。
逆に、大人になってから赤ちゃんのようにおもらしをしてしまう人は(病的なケースを除けば)いないわけですから、のんびりとやっていってもいずれは身につくものだと気長に構えることも必要かも知れません。